テーマを設定した約束練習
ウォーミングアップから基本練習→応用練習ドリルと書いてきました。
今回は応用から実践練習へと導いていきたいと思います。
ゲームドリルはテーマが何かをしっかり確認してから練習します。
課題となるテーマは、大まかにまとめると
ラリーからの展開
サーブまたはリターンからの展開
陣形変動からの展開
ネットプレーの展開
でしょうか。複雑にしていくと数えきれないほどありますが、
これくらいが練習テーマとしては十分かと思います。
それぞれのテーマ別に達成したい目標とするシチュエーション、
例えば
1.サーブまたはリターンからの展開の場合
サーブをセンターに入れてポーチに出てもらうなどを設定して練習を始めます。
この時、欲張らず1本ずつ組み立てていくと達成基準が簡単で分かりやすくなります。
達成したらもう一本という形で自然な流れで最終目標に到達すると思います。
サーブが入らない、リターンが返らないなどの場合はコートサイドからのボールフィードで
補いながら流れをつかんでもらうといいと思います。
2.ラリーからの展開の場合
STEP1
コーチからのボールフィードからラリー開始
事前にゲームシナリオを設定します。(約束練習)
例えば 1本目クロス 2本目ワイドクロス 3本目センタークロス
コーチは3本目のセンタークロスが成功することに注力します
STEP2
次にペアの前衛を配置、ポーチポジションを確認します。
コーチは3本目のセンタークロスをバックハンドで返球し
前衛にポーチしてもらいます。
STEP3
STEP1-STEP2の流れが確立したら コーチ側の前衛を配置し
ポーチのキャッチングに挑戦してもらいます。
STEP4
キャッチングが成功したらフリー展開とし、試合形式として続行します
3.陣形変動からの展開
バリエーション1
雁行陣
ストレートロブチェンジからネットプレー 並行陣 vs 雁行陣
ストレートロブからネットプレー
相手はスマッシュに備えステイバック 並行陣 vs 並行陣(ベースライン)
バリエーション2
並行陣
ペアボレーからはじめてボレーロブ チェンジ ポジション構成の立て直し
ペアボレーからはじめてポーチ チェンジ ポジション構成の立て直し
などシチュエーションを決めて対応パターンのバリエーションを増やしていきます。
【まとめ】
どの練習も同じことが言えますが、達成度によって難易度を調整します。
選手レベルでもミスが続く場合またはコントロールできない場合があります。
練習はできるレベルに戻して、達成率をあげてから発展させていきます。
もちろんテーマとなる単独ショットの調整が必要になる場合も多いと思います。
焦らず一つ一つのショットの確立をあげるのも大事です。