テニスは、様々なレベルで楽しめるスポーツです。
はじめてテニスをしてみた時、難しいと感じるかもしれません。
もしかしたら初めから諦めて『できないスポーツ』カテゴリーに入っているかもしれません。
でも、入り口は簡単で以外にも誰にでもできるスポーツです。
ラケットにボールが当たった瞬間の心地よさ、思った以上に良いショットが打てた瞬間の爽快さ。
そして奥深さも、プレーすればするだけ深まっていく不思議なスポーツです。
数々のスポーツを器用にこなしてきた運動に自信のある方が、最後にはまってしまうのも
テニスの奥深さの魅力かもしれませんね。
私は7歳から軟式テニスを家族ではじめました。末っ子一人留守番させるわけにいかないからと仕方なく
テニス教室の初心者クラスに入れてもらっていました。
大人のテニス教室に1年生の女の子が、自身の身長と変わらない長さのラケットを持っているのでその当
時(50年前!)目を引いたかもしれません。
当時の記憶をたどると、みんなの前で素振りを褒められたことが鮮明に残っています。
空振りばっかりだった私の自信をつけてあげようと配慮されたのかもしれません。
でもそのことが現在につながっていると確信しています。
そんな何もできない子供でも、空振りばかりでも楽しかったし嬉しかった。
そして上手になりたかった。
次にテニス環境についても恵まれていました。家族5人、両親。兄。姉。私。
当然私が一番下手で体力もなく戦力にはならないのですが、みんなで始めたので週末は家族マッチを楽
しんでいました。
負けたらお手伝い、買ったらコーラ!などペナルティも楽しみながら幸せなテニスライフを過ごしてい
ました。
このようにレベル、年齢、テニス歴を超えて楽しみ方もいろいろできるのが素晴らしいところだと思います。
私の子供達も幼いころ、そう2歳か3歳ころからラケット遊びをしていました。
壁打ちコートでいろいろなボールを打ったり転がしたり。
一緒にラリーができるようになると楽しいなとひそかに期待しながら。
子供はシンプルで、思うように当たらなければやりたくなくなる。楽しければ続く。
ですから親やコーチは手を尽くして楽しめるように動きます。
時には鬼ごっこやかくれんぼ、文字遊びや迷路ごっこ。
テニススクールに通わせたつもりの親御さんからしたら???の日もあったかもしれませんね。
でも明日へつながり、今日も大人になったジュニアたちはテニスを続けてくれていて次世代の子供たち
に指導してくれています。
50年前に蒔かれたテニスの種が、すくすく根を張り育ち脈々とつながっていくテニスの輪。
与えてくれた両親、守ってくれた環境。続けさせてくれたたくさんの人達。
感謝しかありません。そんな気持ちで次回も書き進めていこうと思います。